Tranquility:静けさに耳を澄まして

2015年3月20日(金)〜 2015年5月3日(日)
月・火・祝日は休廊   


<展示作家>
佐々木 愛、町田 久美


キドプレスでは3月20日〜5月3日まで『Tranquiity/静けさに耳を澄まして』と題した二人展を開催いたします。

キドプレスでは初めての発表となる佐々木 愛と独自の世界観を持つ町田久美の初めての二人展となります。
展示タイトルの『Tranquility(静寂)』とは、町田久美作品に漂う独特の空気であり、
佐々木愛の絵画の根底にある静けさと命の息吹を暗示しています。

そっと息をひそめて耳を澄ましてみると
わずかな気配を手がかりにその奥深い作品世界へと引き込まれていくかのようです。

この機会にご高覧ください。



<作家紹介>
町田久美 Kumi Machida

二夜/Futayo
1970 群馬県高崎市に生まれる
1994 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業
1999 前橋アートライブコンペ’99グランプリ受賞
2006

アーティスト・イン・レジデンス・プログラム「ARKO」(大原美術館、岡山)で滞在制作。
2007 第四回上毛芸術文化賞受賞、The Sovereign Asian Art Prize 2007を受賞 香港
2008 文化庁芸術家在外研修員としてデンマークで滞在制作
2014 第24回タカシマヤ美術賞受賞
   
   


1970年群馬県高崎市生まれの町田久美は、多摩美術大学絵画科で日本画を学び、細い筆で重ね塗りをして生み出すシンプルで力強い線と大胆な構図による独自の世界を展開し、国内外で高い人気を博している画家です。
本展では、今回のために特別に描かれたモノタイプの作品「二月」「如月」などを発表します
この作品は、作家の死生観にまつわる出来事を題材にしています。エッチング、アクアチント、ドライポイント、リトグラフなど複数の技法を一枚の版画上で駆使して、金箔や手彩色を加えてエンボス加工を施すなど、絵画と版画の魅力を併せ持った実験的な作品です。


佐々木 愛/Ai Sasaki

まどろみ/Sleeping


タカ • イシイギャラリー京都での展示

1976 大阪府生まれ
2001 金沢美術工芸大学卒業
2010 ポーラ美術振興財団 在外研修生としてオーストラリアに滞在
   
   
1976年生まれの佐々木愛は、大阪を拠点にドローイングやペインティング、砂糖を使ったインスタレーション作品等を発表してきました。
その一方で、アーティスト•イン•レジデンスで滞在したオーストラリア、ニュージーランド、韓国、青森など旅先で出会った風景やその土地に伝わる物語、昔の文様から想像の翼を広げ、「人々が心の中に持つ『記憶』から呼び起こされるような世界」を描き続けています。2014年には静岡のベルナール•ビュフェ美術館で、これまでの多岐にわたる活動を四部構成でまとめた個展『Four Songs』を開催して大きな反響を呼びました。












版画工房 shop