ー紙相撲ー
 オー ジュン /O JUN

2015年11月21日(土)〜 2015年12月27日(日)
月・火・祝日は休廊 最終日は17:00まで

今回の展覧会でO JUNは新作の版画作品とドローイング作品を向かい合う二つの壁に対峙して展示するという新たな試みに取り組んでいます。 2013年から繰り返し描いてきたモティーフである自宅裏の雑木林、その木の間からのぞく顔、羽ばたく鳩などのイメージが版画と絵画それぞれの魅力をたずさえながら、互いに拮抗する世界として発表されます。 本展は「紙相撲」と題して、ドローイングと版画の両者を土俵に上げています。絵画が持つ力強さ、その一方でベースとなった絵画を圧倒するような勢いを持つ版画作品の遊び心や面白さといった両方の世界をユーモアたっぷりに楽しむ作家のこれまでにない新境地を感じさせることでしょう。ぜひご高覧ください。

<作家の言葉>
2013年の年明けから同じモティーフを繰り返し描いている。ただし、技法や画材はその都度変えて描いている。今回はKIDO Pressで版画を作った。また同時に紙に鉛筆とクレヨンで描いてもみた。どちらも紙に刷ったり描いている。ギャラリーの壁に向かい合わせてみようと思う。 紙相撲のようだ。どちらも負けるな。ハッケヨイ!ノコッタ、ノコッタ! そうだ、行司はCanvasにやらせよう。- O JUN


<作家紹介>
1956年、東京生まれ。1980年に東京芸術大学美術学部油画科を卒業した後、1982年に東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻修士修了する。1990年から1994年にかけてドイツのデュッセルドルフに滞在。1984年から1985年の間、スペインのバルセロナに滞在。また、2007年には文化庁芸術家在外派遣研修員としてアルゼンチンのブエノスアイレスに滞在。国内外で大きな注目を集める日本人アーティストの一人である。




驚く私
『驚く私』 フォトポリマー



ドローイング
『驚く私』 ドローイング  


 
<作家紹介>

1956 東京生まれ
1980 東京芸術大学美術学部油画科を卒業
1990-1994 ドイツのデュッセルドルフに滞在
2007 文化庁芸術家在外派遣研修員としてアルゼンチンのブエノスアイレスに滞在
2010 「絵画の庭 ゼロ年代日本の地平から」国立国際美術館 大阪
2010 「アーティストファイル2010」国立新美術館 東京
2010 「The 14th Vilnius Painting Triennial」ブェリュニュス現代美術館(リトアニア、エストニア、ラトビアを巡回
2012 Art and Air - 空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語」青森県立美術館 青森
2013 「第十回東京MAC(幕の内) 西島直紀•O JUN」下山芸術の森 発電所美術館 富山
2013 「描く児」府中市美術館 東京
2014 「開館20周年記念 MOTコレクション特別企画:クロニクル 1995 - 」東京都現代美術館(東京
   
主なパブリックコレクションは、国立国際美術館(大阪)、カスヤの森現代美術館(神奈川)、岡崎市美術博物館(愛知)、東京都現代美術館(東京)、府中市美術館(東京)、高松市美術館(香川)。












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