Winter Group Show 2013
阪本トクロウ Tokuro Sakamoto
1975年山梨県生まれ。1999年東京芸術大学日本画科を卒業。早見芸術学園にて学び、その後昭和シェル石油現代美術賞入賞、第21回安田火災美術財団選抜奨励展、VOCA 2008などに参加、その他多くの個展、グループ展を開催。
阪本の描く世界は、ふと懐かしさを感じるのどかな日常の風景です。馴染みのモチーフを扱いながらも、その世界は、まるで夢の中のような独特の非日常感が漂っています。
山本一弥 Kazuya Yamamoto
1978年高知県生まれ。2000年武蔵野美術大学彫刻科を卒業、2002年には同大学の大学院を修了。
山本の彫刻には、まるでそれ自体が生命を宿しているかのような、とても不思議な印象が漂っています。
淡く混色された透明な樹脂によって、巻貝や珊瑚、ドレスのドレープや毛髪の流れなどを連想させる有機的で、抽象的な形を自在に作りだします。
全体がほの明るく温かな光に包まれているかのような不思議な魅力を放っています。
小林裕子 Yuko Kobayashi
1981東京都生まれ。2003東京学芸大学自然環境科を卒業した後、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
2011年キドプレスにてグループ展「ネオ・ブッディズム」に出展。
小林は、仏教美術に伺えるような繊細緻密な作業の集積によって立体作品を制作します。
生花や紙を、細い刃のカッターナイフで切り金細工の様に、美しく手を加えていきます。自然界に既に存在したかのような造形美に目を奪われる事でしょう。
木戸 涼子 Ryoko Kido
1984年に武蔵野美術大学大学院を修了後、1986年にNY大学に留学。以降N.Y.に滞在。94年に帰国後、制作発表を続ける。
テンペラと油彩を素材とし、絵の具のも持つ発色の美しさやマチエールの微妙なニュアンスを大切に描かれる作品。何気ない日々の中から作家が独自の視点で見つめ直した風景。そこには人の心にいつも抱かれている「慈しみ」の情念が溢れる色彩と共に表現されています。
宇田川 愛 Ai Udagawa
1979年東京生まれ。 2004年に東京芸術大学大学院を修了後、渡独。2008年まで国立カールスルーエ芸術大学絵画科にて学ぶ。
同年帰国し、KIDO Press,Inc.個展を開催。純白のシルクの生地を微妙な色合いで染めることが、まず宇田川が作品を制作するときの描き出しです。どこかの場所で独自に発展し続けるユートピアをテーマに描き続けています。
Takiguchi
瀧 将仁と溝口 昇の2名の作家が一つの作品を共同制作によって描く、異色のアートユニットです。
2009年から活動をはじめ、これまでに多数の作品を生み出し、精力的な発表を続けてきました。
両者の記憶に蓄積された様々な「イメージの断片」を画面上にちりばめ、否定や共感をもってお互いに取捨選択を繰り返しながら、ひとつのイメージを紡ぎ上げていくスタイルで制作は行われていきます。
展覧会に関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。
キドプレス/KIDO Press, Inc.
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