ウィスット・ポンニミット展
solo exhibition by Wisut Ponnimit
会期 2011年3月5日(土)〜4月9日(土)
火〜土 *12:00〜19:00 / 日・月・祝日休
イベント中止のお知らせ
東北関東大震災の影響を受け作家の来日が困難となり、3月30日(水)に開催を予定していた「タムさんのにがお絵屋さん」は中止となりました。
楽しみにして下さっていたみなさま、
大変申し訳ございません。
なお、今回の展示作品をご購入頂いたお客様には、お写真をもとにタムさんがタイでにがお絵を描いてプレゼントいたします。
お写真はご来店時にギャラリースタッフが撮影いたします。もしくは、お気に入りをご持参ください。後日、返却いたします。
「Tomorrow-Yesterday」 255 x 315 x 22 mm リトグラフ ed.30 2010年制作
「Doors(black)」 315 x 255 x 22 mm リトグラフ ed.10 2010年制作
Copyright (c) 2010 Artist and KIDO Press, Inc. All right reserved.
<展覧会と作家の紹介>
タムくんの愛称で知られるタイ出身のマンガ家、ウィスット・ポン二ミットの個展を開催いたします。
イラストやアニメーション、音楽など様々な表現媒体で、その独自の世界を発信し続けるタムくん。
2009年には、外国人作家として初の文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞を受賞し、その勢いはとどまるところを知りません。
ジャンルの垣根を飛び越え、これまでに谷川俊太郎、細野晴臣、よしもとばなな、いしいしんじ等のそうそうたる顔ぶれとコラボレーションをしてきました。
今や日本のカルチャーシーンに欠かせない存在と言っても過言ではありません。
タムワールドに登場するキャラクターは、みなユニークで愛らしく、ほのぼのとした雰囲気で私たちの気持ちをホッと癒してくれる不思議な力をもっています。
それは、おそらく常夏の国タイで育った作家自身のおおらかさ、そのものなのかもしれません。
また、引き込まれるストーリー展開もタム作品の魅力を語るのに欠かせない、重要なポイントです。
そんな中で生み出された大傑作マンガ『ブランコ』が、昨年の秋に長期の連載を完結しました。
それを記念して、主人公のブランコちゃんを描いた版画を制作いたしました。
リトグラフで刷られており、透明アクリル(前景)と紙(背景)の二重構造です。
ブランコちゃんが浮き上がってくるような、奥行きを持った立体的な作品となっています。
何度も見たくなってしまう、魅力的な作品に仕上がりました。
出展作は、これらの版画に加えて、新作のドローイングを数点予定しています。
展示コンセプトは「元気がでるタムくんのドローイングと版画」ということで、ご覧になった方はみなさん元気をもらえると思います。
とっておきのラインナップでお待ちしておりますので、ぜひご期待下さい。
<作家コメント>
みんな元気〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
<作家略歴>
ウィスット・ポンニミット / Wisut Ponnimit
1976年 タイ生まれ。愛称はタム。
シラパコーン大学デコラティブ・アート学部卒業。
1998年 マンガ家としてデビュー。
2003年 神戸在住。アニメーションや音楽などにも活躍の幅を広げる。
2005年 横浜トリエンナーレに出展。
2009年 外国人作家としては初となる、文化庁メディア芸術祭マンガ部門で奨励賞を受賞。
<主な個展>
2010年 TIME LAP(渋谷SUNDAY ISSUE・東京)
タム君のお風呂(ディクショナリー倶楽部 ART SCHOOL・東京)
2009年 LR展(Shin-bi・京都精華大学)
PAPER (Villa Duang Champa・チェンマイ)
LOVE STORY(J Gallery・バンコク)
2008年 個展(KIDO Press・東京)
2006年 inside the wall(IID Gallery・東京)
MELO(graf・大阪) など
<主なグループ展>
2010年 文化庁メディア芸術祭 京都(京都芸術センター、京都国際マンガミュージアム)
TWO −タム&ウィーのコラボ展-(南青山SUNDRIES)
2009年 Art@Agnes 2009(KIDO Pressより出展/アグネスホテル・東京)
2008年 ドレスアップTV (graf media gm・大阪)
トムヤム・プラディップ(The Jim Thompson Art Center、バンコク)
2006年 Show Me Thai〜みてみ☆タイ〜(東京都現代美術館・東京)
2005年 横浜トリエンナーレ出展
2004年 8月のタイ:Wellcome to Soi Sabai(束の間の美術館ソイサバーイ、バンコク) など
<パブリケーション>
hesheit 1998-2003(自費出版)
、everybodyeverything(マガジンファイブ)
、タムくんとイープン(新潮社)
、マムアンとマナオ(ミリオン出版)
、帽子の下の煙(マガジンファイブ)
、ブランコ(小学館)
、ヒーシーイットアクア(ナナロク社)
、ロマンス(太田出版)