ホルモン関根
Hormone Sekine
Shine Blue !

 



“Shine Blue ! -lV”/Etching

2008年10月11日(土)〜11月15日(土)
*日・祝・月曜は休廊

会場: KIDO Press ビューイングルーム


*****Opening Reception 10.11 (sat)   18:00-20:00*****

<<作家・作品紹介>>
 一貫して「青」をテーマに作品を作り続けているホルモン関根は、『あおひと君』と呼ぶ青いからだをしたヒト型のいきものを描いています。
 描かれているのは一つの形ですが、作品の中にはいくつもの物語と人格が感じられます。 
 顔の無い、人の形をした青い影は、四角い画面の中で喜び、泣き、愛し合い、まさに生き生きと表情豊かに生きています。
 素晴らしい絵に出会った喜びを「(作品を見ていると)楽しくなってきて、生きててよかった!と思う」と語る関根のアートを愛するスピリットは、単純な形の中にさえも生きる喜びや生きる力を込めることに成功していると言えるでしょう。
 最近ではチェコ、プラハ国立美術館で開催中(2008.6.2〜9.14)の現代美術国際トリエンナーレに出品、オープニングセレモニーではパフォーマンスも敢行しました。
 10月にはハンガリー・ブダペスト・オペラギャラリーでのCollective Japanese Contemporary Exhibitionに招へい、展示&パフォーマンス上演も控え、ますます青く輝きそうな気配充満!

<<展覧会紹介>>
 今回、初の試みとなる銅版画制作を行いました。 
 繊細なニードルの線と青色一色で構築された“あおひと君”たちは、タブローで見られる彼らとは少し違った顔をしています。
 本展では新作銅版画7点の他に、ドローイングの展示を致します。 また初日のオープニングパーティーでは本物の「あおひと君」が登場するかもしれません?!
 新しい表情を手に入れた“あおひと君”とホルモン関根の新しい挑戦をこの機会に是非ご高覧ください。


<<作家プロフィール>>
 ホルモン関根(ほるもん・せきね)・・・1958年東京生まれ。
ギリシャ・テッサロキニ、アテネ大学、イタリア・ペルージャ外人大学で考古学、哲学、美術を学ぶ。82年の初個展(ギリシャ・ギャラリーチェッキーニ)以来、精力的な創作活動を続けている。
83年帰国。環境デザイン設計事務所などでデザイナーとして勤務するかたわら、個展、グループ展、パフォーマンス公演を多数行う。
 ホルモン関根の「ホルモン」とはヒトの内分泌化学物質の名前に由来する。「ホルモン」が、ほんの僅かな量でも性別や身体を大きく変化させるように、アートも同様、ヒトの思惟や感性、価値観を大きく変える!ということで命名。
要らないもん、つまり「放るもん」という表現から派生したと言われる「ホルモン」焼きが好きだから、というわけではない。

<<作家コメント>>
 戦争はダメです。
 Peace & Relief(平和と安心)の世界を!

 

 

      

左より"Shine Blue ! -V"・Etching   "Shine Blue ! -A"・Drawing  "Shine Blue ! -Vll"・Etching
Copyright(c)Hormone Sekine/ KIDO Press,Inc. 2008. All rights reserved.


 

ホルモン関根 略歴

1958年 東京都生まれ
ギリシャ・テッサロキニ大学語学研修の後、アテネ大学哲学部入学。
イタリア・ペルージャ外人大学上級コース修了。考古学、哲学、美術を学ぶ。
1985年 西ベルリン滞在
帰国後、デザイン、環境デザイン設計事務所などでデザイナーとして勤務。
1994年 東京にデザイン&アート事務所「スタジオミーム」設立。

個 展
1982年  ギャラリーチェッキーニ(イタリア・ペルージャ)
1983年  ギャラリーQ(東京・銀座)(‘84)、アートスペースAU (兵庫・西宮)
1985年  原宿ビブレ21アートスペース(原宿)
1992年  We Believe展 (青山MIX)
1993年  ホルモニア展 (青山MIX,渋谷theRoom,新宿MC1000,恵比寿thecolor,六本木キャラメル)
1995年  ブループリンツ展・デジアナ展・アクアトランス#1パフォーマンス展 
                          (以上原宿パップファクトリー)
1996年  アクアトランス#2 パフォーマンス(東京・南青山KISS )
1999年  上演主宰「スーパーミームパフォーマンス・気のいい、寛容、やられたらやり返すぅ」
                          (渋谷・スペースエッジ)
2000年 「青い遺伝子」展(青山クエストギャラリー+真空管)
2001年 「あおひと」展(クラブMIX)・「青血球」展(原宿デザイン・フェスタ・ギャラリー)
2002年 「あおひと君増殖計画ver.01」展(クラブMIX) 
「アぁオぉヒぃトぉ」展&パフォーマンス(原宿デザイン・フェスタ・ギャラリー&プアバー)
2003年  デザインフェスタパフォーマンス参加(東京ビッグサイト)
     あおひと君たちパフォーマンス公演(原宿セル)・「あおひと君たち」展(新宿ナグネ)
    「AOHITO-kun tachi」展(北青山ミックス)
2004年 「愛と安心の素☆スーパーブルー」展(目黒ラウンジカオス)
「あおひと君、ちょっと変わった!?」展(新宿ナグネ)
「蒼い不条理」展(ジェイトリップギャラリー)
2006年 「アネクドトン」展(ハナイロカフェ)・「Amore Azzurro」展(ギャラリークスコ)
    「Nostalgia Azzurro」展(J-trip ギャラリー)
2007年 「Paradiso Azzurro」展(ワイス・ワイス)・「青い変化」展(ハナイロカフェ)

 

 

グループ展
1983年 「二人展」(銀座・ギャラリーQ)・「現代美術AU」展(東京都美術館)
1984年 「流行商業主義」(東京・クアラルンプールアートスペース)
    「アートインワンダーランド」展(東京・Gアートギャラリー)
1986年 「西ベルリン自由芸術」展(西ベルリン)・「ベルリンアートショウ」(ギャラリーQ)
1990年 「MITO10月」展(水戸芸術館)
1996年 「レインボウ2000パフォーマンス」(山梨・日本ランド)
     イベント喝・パフォーマンス上演(produce by Lee、渋谷ライブレストランアガタ)
2003年  デザインフェスタ Vol.17参加(東京ビッグサイト)
四谷コア石響アートコンペティション2003上演
パフォーマンスイベント参加・デザインフェスタ Vol.18参加(東京ビッグサイト)
2004年  デザインフェスタ Vol.19参加(東京ビッグサイト)
     イタリア・アーバン・フェスティバル参加(渋谷Womb)
     ラディカル・ミュージック・フェスティバル参加(川崎Club Citta)
2005年  インテリアショップ「WISE WISE」(ワイスワイス)7周年記念Tシャツデザインコンペ受賞
2007年  MOTT GALLERY 1st anniversary「芸術からインテリアへ」
2008年  チェコ国立美術館「国際現代美術トリエンナーレ」絵画出品&パフォーマンス上演(08/6〜9)

舞台美術
・ ファンクジャズバンド「トロンボーンズ」ライブ(六本木インクスティック、新宿椿ハウス 85年)
・「勧進帳外伝原色式青海破」(原色マルチノ図鑑第4回公演)舞台&宣伝美術担当、天王洲スフィアMEX、
 (1997年1月16日〜19日)
・「文覚」(原色マルチノ図鑑第4回公演)舞台&宣伝美術担当、天王洲スフィアMEX(1998年3月20日〜22日)

壁画制作
渋谷ネスパ店(95/4)・ミジェーン渋谷店、名古屋店、上野ABAB店、仙台駅前Beans店、新宿ルミネ店、大宮アルシェ店、大阪阪急梅田店、京都店、銀座店(96-97年)・ヤマモトカンサイ名古屋パルコ店
渋谷isn’t it男子トイレ壁画制作(渋谷 02/3)・さくら亭壁画(原宿 02/10)

コラム連載
・パソコン本(危ないパソコンネット、禁断のパソコンネット、怪しいパソコンワールド/徳間書店刊)共著
・エコロジー月刊誌「ソトコト」ファッション・ダンス・パフォーマンスなどのコラム連載(2000-2003年)
・クロスメディアカルチャー月刊誌「ナイルスナイル」現代美術コラム連載中(2004年12月〜)